1972年10月

私がまだ中学3年生のことです。受験を前に塾に通っていた仲良し3人は、塾帰りの
路上で自転車に乗ったまま話しをしていました。時間は9時頃だったと思います。
3人は小学校からの幼なじみで、トシゾー(現在JR東日本勤務)とひろみちゃん(元
JALのパーサー)、そして私の3人です。
毎度の立ち話しが盛り上がったころ、少し前から気になっていたのですが目の前の
家の上空がぼんやり明るいのです。それも2階建ての住宅の倍くらいの高さで、大
きさは民家の4建分くらいの大きさで鈍く光っていました。
トシゾー:「工事か何かかな?」
私:「それにしちゃデカイ明かりだね。」
ひろみちゃん:「どこよ?何???」
2人で「ほら、そこだよ!目の前の家の上だよ!」
と言った時、その物体は音もなく少し上昇しました。ユラユラ揺れながら上昇を始め
ると、ひろみちゃんが叫びました。
「どこに何があるのさ!」
すると急に激しい勢いで急上昇を開始しました。やっとひろみちゃんも確認し、3人
は沈黙のまま唖然としてその物体を見上げていました。ただ呆然と見るしかありま
せんでした。UFOのことなど頭にない頃なので、暫くしてから3人はUFOかもと気
付きました。でも、あまりの衝撃的な物体を見てしまったので動けないのです。その
物体は夜空の星と同化して輝いてまだ空にいました。3人はボケーっとその物体を
見上げていました。暫く見ていると突然、その星と化した物体は先ほどの民家の家
の上にまた現れたのです。3人はもう金縛り状態です。口もきけず、ただただ見入っ
ていました。また暫くするとユラユラと上昇を始め、今度は南の空に向って一気に飛
び去りました。そこでトシゾーが口を開きました。
「帰ろう!」
3人はいつもの道を猛スピードで自転車を走らせました。私1人途中の分かれ道で右
に曲がるのですが、ここでも明るい物体が夜空を猛スピードで南に飛んで行きました。
恐くてしかたがなかったのですが、家に帰るなり両親に説明し、新聞社に電話をしま
した。新聞社の人は、「あ〜そうですか。そちらの方面でそんなのを見たという話しが
ありましたね〜。」と言って手短に電話を切られてしまいました。目撃時間は、5分だ
ったのか10分だったのか定かではありませんが、衝撃的なこの話しが私のファースト・
コンタクトです。
前述に出てくる分かれ道は、丁度30年後に現れた巨大UFOが通過した地点と一致
することになるのです。